ものづくりスクエアー

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【機械設計】エアシリンダの使い方について(寿命を長くするためには)その2

こんにちは、ボビーです。

今回は前回に引き続き、エアシリンダの寿命を延ばす使い方についてお伝えします。

 

(4)パッキンを定期的に交換する

全てのエアシリンダではありませんが、ユーザーで分解出来るエアシリンダの場合、メーカーが交換用のパッキンを販売しています。
エア漏れが始まる前に、定期的にパッキンを交換することでシリンダの寿命を延ばす事ができます
交換できるシリンダを選定した場合には、ユーザーにそのことを伝えるために、取扱説明書にパッキンの交換について書いておきましょう。
また、分解したことの無い人は、自分で分解してみましょう。

何事も自分で経験すると誰かに伝える場合の説得力が違います。

(5)ドライエアを使う


意外に日本の工場でも、ドライエアを使っておられないところがありますので要注意です。
ドライエアとは、水分や油分をほとんど含まないエアの事です。
エアのトラブルの原因としてよくあるのが、エアコンプレッサーが古く、エアコンプレッサーの潤滑油や圧縮して出来たドレン(水分)がエアに混じるケースです。
昔のエア機器は潤滑油をエアに混ぜて供給する前提でしたが、今のエア機器は油分水分は厳禁です。
油分や水分がエア機器にまわると、
・パッキンが油で傷む
・エア機器内に密閉されているグリスが油分に溶けてエアと一緒にエア機器から出ていく。
・精密なエアバルブのノズルが水分や油分に含まれるゴミで詰まる
等により、寿命が極端に短くなります。
エアフィルタやエアドライヤー、ミストセパレーターといったエア清浄機器をコンプレッサーのエア出口に繋いで、エアに含まれる水分、油分を除去しましょう。
直接お客様の現場に入らない方の場合でも、お客様から状況を聞き取り、時には現場に出向いて、必要に応じてエア清浄機器をお勧めください。
設計者も積極的にユーザーの現場に立ち会って、コンサル的なアドバイスも出来るようになれば活躍の場が広がります。

 

(番外編)

自己責任でお願いします。
メーカーの保証はもちろん利きません。

シリンダの速度がもうちょっとだけほしい場合、分解出来るシリンダなら改造することでスピードアップ出来ます。
シリンダを分解し、ピストンに空気を供給する穴(オリフィスといいます)をボール盤などでほんの少しだけ穴径を広げてやります
穴を広げた時のキリ粉がシリンダ内部に入ってないことを確認の上、組立します。
これで改造前よりシリンダは早く動きます。
穴を広げると、シリンダのストロークエンドの衝撃が増え、シリンダでは吸収出来ないので、必ず外部にショックアブソーバーの様に衝撃を吸収するものが必要です。
なお、メーカーによっては、特注としてこの様なオリフィス径変更の改造を受けてくれる場合もありますので、メーカーに相談してみるのも1つの方法でしょう。
なお、この方法を使うと、寿命は標準品より短くなります。
(表題と反対の裏技ですみません)

エアシリンダの使い方について、寿命を延ばす方法と裏技でした。

では、また!

 

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